チンチラはいろいろなものをかじる動物です。
チンチラにとって、かじる行為はちゃんと意味あってのこと。その為のグッズも用意してあげましょう。
ここでは、具体的にどのようなものなのか紹介していきます。
歯の伸びすぎを防ぐために、かじるものが必要
チンチラの歯は一生伸び続けます。
枯れ草などをきちんと与えていれば歯は自然に削られているはずなのですが、足りないときは、いろいろなものをかじって歯を削り、歯の伸びすぎや不揃いを防止します。
具体的には、巣箱や棚など、ケージ内の木製品をかじりますが、それでも足りないときがあります。
そんなときのために用意したいのが、かじり木やかみ石(ブロック)です。
かじり木やかみ石は、歯の伸びすぎを防ぐほか、登って遊んだりと、ストレス解消にも有効です。
かじり木は天然のかたい木を選ぶ
「かじり木」は、長い木の枝で、かたいものを用意してあげましょう。
できれば桑の木で、防腐剤などが使われていないものがベターです。
殺虫剤のかかったものや、毒性のある木は避けます。
具体的には、柑橘類や桜、梅、あんず、すもも、プラムなどの木はチンチラにとって有害なので、止めましょう。
また、杉や松などの針葉樹で生のものは避け、よく乾燥させたものを使います。
かじり木をケージ内に設置するときは、吊るすか引っかけます。
床に置くと、おしっこがかかることもあり、不衛生です。
汚くなったかじり木は、チンチラもかじらなくなるでしょう。
チューブロックもケージ内に用意
「チューブロック」は、チンチラがかじるための石で、「かみ石」や「チンチラ・ストーン」とも呼ばれることもあります。
歯の伸びすぎ防止になるほか、チンチラがかんで遊んだり、ストレスを解消したり、また、天然ミネラルの補給のためにも有効な石です。
ちなみに、野生のチンチラは、火山性の石をかじっていると言われています。
ペットショップでは、5センチくらいのブロック状の軽石が売られているので、これを利用するとよいでしょう。
また、人間がお風呂で使う、あかすり用の軽石を使うのもアイデアです。
ただし、薬品加工がされていないものを選びましょう。
ケージに取り付けるタイプのかみ石も
かみ石は床にそのまま置くほか、ケージに取り付けることのできるタイプもあります。
石の中に針金が埋め込まれていて、その針金をケージの柵に巻いて使うもの、また、石に穴が開いていて、そこに針金を通して、ケージにつり下げて使うものなどです。
かじり木やかみ石のほかにも、わらなどで作られたひも状のものやリング状のものなど、チンチラがかじるためのものがたくさん市販されています。ず
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