チンチラのお家『ケージ』を用意できたら、次はケージ内の環境づくりです!
下記では、チンチラの飼育に必要な用具・選ぶ際の注意点など、紹介しています。
これから迎えるチンチラのためにも、安心して楽しく過ごせる環境づくりをしてあげてくださいね。
ケージ内に棚や止まり木などの用具を
ケージ内には食器や給水ボトル、巣箱など、チンチラの生活に必要なもののほか、棚や階段、止まり木、トンネルなどの用具を設置して、チンチラが楽しく過ごせる空間を作ってあげましょう。
チンチラが遊んだり、飛び回ったりすることで、ストレス解消にもつながります。
用具の材料に注意する
用具を設置するときの注意点は、材料には木材を使うことです。
木材ならチンチラがかじることもできるので、歯の伸びすぎ防止にもなります。
ただし、木材とひと口に言っても、適しているものと避けたいものがあります。
まず、ベニアなどの合板は、接着剤に「ホルマリン」などの毒性物質が含まれていることもあるので、避けましょう。
合板でなくても、柑橘類や桜、梅、あんず、すもも、プラムなどの木はチンチラにとって有害であると言われているので、同様に使ってはいけません。
ほかに、杉や松などの針葉樹は、生のうちは樹脂がチンチラによくありません。
また、生のうちは刺激的な揮発性成分を持っているので、針葉樹の木材を使うなら、十分に乾燥させたものを使いましょう。
ただし、これらの木材についてですが、ペットショップで売られているグッズであれば問題ないことが多いので、あまり神経質にならなくても大丈夫です。
自作するなら、ホームセンターなどで家具や建築用の天然木材を探すとよいでしょう。
段ボールやプラスチックは避ける
プラスチックや段ボールなどは、当然のことながら使わないでください。
プラスチックはチンチラがかじって飲み込むととても危険です。
また、段ボールやボール紙は、薬品や接着剤が使われているので、チンチラが口にすると体調を崩してしまいます。
巣箱は高い位置に
巣箱はチンチラの寝室のようなもので、ケージ内の高い位置に設置します。
長方形のものであれば、縦横15センチ四方で奥行が20センチくらいのものがよいでしょう。
ケージ内にスペース的な余裕があれば、巣箱を2つ用意するとベターです。
ひとつは高い位置に取り付け、もうひとつは床に置きましょう。
なお、巣箱は、「シェルター」「隠れ家」などと呼ばれることもあります。
1~2カ所、棚を作る
巣箱と同様、高い位置に棚(ステージ)を設けてあげるとよいでしょう。
できれば1~2カ所作ってあげましょう。
市販品では、コーナーに設置するタイプのものや、ケージの柵にとりつけるタイプのものなどがあります。
チンチラは高いところから見下ろすことを好むので、遊びの合間に棚に乗り、休憩をしたり、下を見下ろしたりしてくつろぐでしょう。
⇒チンチラの臭い対策!消臭剤だけではダメな理由!
⇒チンチラ用品通販サイト