チンチラって何を食べるか知ってますか?
野生のチンチラは、草原の草や木の実、樹皮、くだものなど、繊維質のものを食しています。
ペットとして飼うときの主食は「チモシー」などの牧草や「アルファルファ」などの干し草が一般的です。
副食として、総合栄養食のペレットも与えたいですね。
ここでは、そのペレットについて、選ぶ際のポイントなどを紹介していきたいと思います。
ペレットは副食として与える
ペットショップなどでは、チンチラ専用のペレットを見つけることができるでしょう。
アルファルファを主成分とするペレットなどがあります。
ペレットは干し草の副食としてチンチラに食べさせるとよいでしょう。
栄養補給になるほか、食事に変化がつくことで、チンチラの食欲を増加させてくれます。
ただし、チンチラはペレットがあまり好きではありません。
干し草は喜んで食べるのですが、ペレットは嫌う傾向にあるようです。
ペレットは総合栄養食なので、良質のものならば、「ペレットだけでチンチラを育てることも可能では?」と思うこともあるでしょう。
ただ、単調なペレットだけの食生活ではチンチラがかわいそうですし、ペレットだけでは、歯の伸びすぎを防ぐことができません。
チンチラの歯は伸び続けるので、歯を使わないと、「不正咬合(ふせいこうごう)」と呼ばれる病気になることもあります。
ペレットをあげるときは、干し草を主食とし、あくまで副食としてあげる程度にしましょう。
また、ペレットを主食とする場合も、干し草は併用しましょう。
チンチラに必要な栄養分が含まれているかどうかチェック
チンチラ専用とされているペレットでも、栄養的によくないものもあります。
エネルギーが2700キロカロリー(1キロにつき)、植物性タンパク質が16~20%、繊維質が18~35%、脂質が2~5%で、防腐剤や保存料、酸化防止剤などの添加物が入っていないものを選びたいものです。
脂肪分の多いペレットは避ける
チンチラ専用のペレットがなければ、ウサギ用やモルモット用のペレットなどで代用もできますが、袋に書いてある内容表示を確認し、数値がチンチラのニーズに合っているものを選ぶことが大切です。
気をつけたいのが、リス用やハムスター用などのペレットです。
それらのペレットには脂肪がたくさん含まれていることもあります。
チンチラには胆のうがないので、脂肪の分解がうまくできません。
脂肪分の多いペレットをチンチラに食べさせるのは避けましょう。
ペレットの鮮度に注意
ペレットを選ぶときは、干し草と同様、鮮度も重要です。
古くなったペレットには有毒なカビがついていることもあります。
人間の食品を選ぶときと同様、賞味期限を確認してから買いましょう。
ペレットの与え方
ペレットをあげるときは、少量を常時食器に入れておきます。ただし、汚れてしまうと食べなくなります。
食べ残しは捨てることになるので、チンチラが食べるペレットよりも捨てるペレットのほうが多くなるかもしれません。
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