『チンチラ』その名前の由来、気になりませんか?
また、チンチラの品種は3種類あります。
ここでは、チンチラの気になる名前の由来と、その3種類について紹介していきます!
チンチラ好きなら知っておいて損のない、豆知識ですよ。
チンチラの名前の由来はチャンチャ族
1300~1600年ごろに南米の海岸に住んでいた部族、「チャンチャ」が「チンチラ」の名前の由来だと言われています。
ちなみに、スペイン語で「チンチラ」は、「小さなチャンチャ人」、または、「虫けらっこ」を意味しています。
チンチラはげっ歯目、チンチラ科の動物ですが、「オナガチンチラ」と「タンビチンチラ」「コスチナチンチラ」の3種類があります。
オナガチンチラの学名は「Chinchilla lanigera」で、ラテン語の「lanigera」は、「ウールを着たもの」という意味があります。一方、タンビチンチラの学名は「brevicaudata」で、「尾の短い」という意味を持っています。
英名では、オナガチンチラを「ロングテイルド チンチラ」、タンビチンチラを「ショートテイルド チンチラ」と呼んで区別しています。
どの品種も野生種はわずか
まず、野生のオナガチンチラはチリの山中にある保護区にわずかに残っているだけで、その数は数千匹程度です。
タンビチンチラは一時絶滅したとされていましたが、2001年に生息が確認されています。
そして、コスチナチンチラの生存は実際には確認されていませんが、野生にわずかに生息しているだけだと言われています。
博物館にコスチナチンチラの標本がありますが、オナガチンチラと別の種類であるかどうかははっきりしていないというような状態です。
野生のオナガチンチラの再発見
タンビチンチラは「アンデス種」とも呼ばれ、標高3000メートル以上のアンデス山脈に生息していました。
ペルー南部やボリビア南西部、アルゼンチン北西部、チリ北部に分布していたと言われています。
一方、オナガチンチラは「沿岸種」とも呼ばれ、チリだけに生息していたようです。
タンビチンチラよりも標高の低いところに生息する種類です。
ちなみに、1975年にオナガチンチラの野生が、チリの北部、イヤペルー町の北にある「アウコ地方」で発見されています。
チリのチンチラ保護区
チンチラの発見を受けて、チリがその土地を買い取り、「国立チンチラ保護区」と制定しました。
周囲に塀を作って、チンチラの害になる野生動物が入れないように守ったのです。
現在、ペットとして飼われているチンチラのほとんどはオナガチンチラです。
タンビチンチラとかけ合わされたタイプもわずかにいると言われてはいますが、はっきりとした調査はされていません。
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