比較的丈夫で、病気になりにくいと言われているチンチラですが、それでもやっぱり、体調を崩すこともあります。
ここでは、チンチラの消化器系の病気について、お話ししています。
気になる軟便や、下痢、便秘の原因や、対処法なども紹介していますよ。
うんちが茶色で軟らかいと、軟便
健康な状態のチンチラのうんちは、真っ黒で硬く、ころころしています。
うんちが茶色で、踏むとつぶれるくらい軟らかいときは、軟便が疑われます。
軟便の原因として考えられるのは、ごはんが急に変わったときなどです。
チンチラをペットショップなどで購入して家に連れ帰り、ショップで与えていたのとは違うごはんを食べさせると、たいてい軟便になります。
新しい環境に慣れないストレスもあるのでしょうが、ごはんが変わるのはチンチラにとって大きな負担になります。
また、おやつを与えすぎたり、誤ってかびたごはんを食べさせたりすると、軟便になることもあります。
おやつの与えすぎに注意するほか、フードの賞味期限をチェックし、保管方法にも気を配りたいものです。
ストレスによって軟便になることも
ストレスによって、軟便を引き起こすこともあります。
昼間静かに睡眠できないような環境に置かれていたり、相性の悪い子と同じケージに入れられていたり、また、ケージなどの環境が変わることでも、軟便になることもあります。
軟便が見られたら、チンチラを静かな場所において、鮮度のよい干し草と水を与えましょう。
おやつなどは、うんちが落ち着くまではお休みにします。
数日たてば、うんちの状態がよくなるでしょう。
また、普段から愛情を持ってチンチラと接することで、チンチラが安心して暮らすことができ、ストレスをためにくくできるでしょう。
下痢が2日以上続くときは、脱水症状に注意
下痢の原因は、軟便とだいたい同じです。
対処法も同様にするとよいでしょう。
ただ、気をつけたいのは、下痢のときの脱水症状です。
2日以上下痢が続くようなら、獣医さんに診てもらいましょう。
寄生虫や細菌感染が原因で下痢を起こしていることもあります。
とくに、激しい下痢のときや、うんちに血が混ざっているときは、すぐに動物病院に向かいましょう。
便秘は一過性のものが多い
黒いかたまり状のうんちがとても小さいときや、形が楕円ではなく丸かったり、量が少ないときは、便秘の可能性があります。
たいていはしばらくすると治ります。
便秘を予防するためには、良質の干し草を十分に食べさせることです。
おやつとして、少量の干しプルーンをあげるのも有効でしょう。
なお、チンチラは何でもかじる習性があるので、もしかしたら、タオルやビニール袋、スポンジなど、食べ物でないものを口に入れてしまったのかもしれません。
ひどいときには腸閉塞になることもあるので、便秘が治らないときは獣医さんに診てもらいましょう。
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