チンチラは比較的に安産といわれてますが、飼い主としてできる事はなるべくしてあげたいですよね。
お産の日が近づいてきたら、生まれてくる赤ちゃんのための準備がいくつか必要です。
そして、お産のながれを把握しておく事も大切。
ここでは、チンチラのお産のながれや、飼い主がしてあげられることを紹介しています。
すきま風が入らないようにする
産まれたての赤ちゃんは毛に覆われていますが、体中がびしょびしょです。
濡れた体に風があたると、体温が下がってしまい、命の危険もあり得ます。
通常は、母親が産んだあと、赤ちゃんの体をすぐになめて乾かすのですが、続けてお産があり、次の兄弟が生まれるときなどは、そのような暇がないこともあります。
その間に赤ちゃんの体が冷えてしまうのです。
そのため、保温面の準備が必要です。
ケージにすきま風など、冷たい風があたるときは、ほかの場所に移動させましょう。
それでも風が入るときは、板などを立てて風よけを作ってあげるとよいでしょう。
また、気温が低いときは、ペット用のパネルヒーターなどを活用します。
高温にしすぎないように注意しながら、ケージの下などにセットしましょう。
ケージの隙間に注意
ケージの隙間から、生まれた赤ちゃんが抜けてはたいへんです。
チンチラはとても活発で、生まれてしばらくすると、自分の足で走り回ります。
兄弟を続けて出産している間は母親の目が行き届かないので、先に生まれた赤ちゃんが、好奇心からケージの隙間から脱走してしまうことも十分にあり得ます。
ケージは隙間の細かいものに替えるか、網などで、逃げ出さない対策をする必要があるでしょう。
できれば、出産のときだけは、ピッチの細かい小鳥用のケージを使うと安心です。
チンチラは安産の動物
チンチラのお産は比較的軽く、安産の場合が多いようです。
まず、陣痛が始まると破水します。
そのうち、赤ちゃんの頭が見えてくるでしょう。
人間の場合と同様、頭から先に生まれてきます。
母親は立ったまま出産したり、身をかがめて出産することが多く、赤ちゃんはスムーズに母親の体から出てきます。
赤ちゃんが生まれると体をなめる
赤ちゃんは羊膜に包まれて出てきますが、出てくるとすぐに、母親が羊膜を破って子どもの体をなめます。
赤ちゃんはそのうち立ち上がって母親のおなかのほうへ行き、母乳を吸い始めるでしょう。
体から出てくる胎盤を食べる
赤ちゃんを産んでからしばらくすると、胎盤が出てきます。
胎盤にはたっぷりの栄養が含まれているので、母親はこの胎盤を食べます。
胎盤を食べることで、母乳の出がよくなるとも言われています。
チンチラは、一度の出産で1~4匹の赤ちゃんを産みます。
赤ちゃんを何匹か産むときは、20~60分の間をおいて陣痛が始まり、出産という流れになります。
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