チンチラもお年頃になれば発情だってします。
とくにオスのチンチラが発情してる姿に、戸惑ってしまう飼い主さんもよくいるようです。
ここでは、チンチラの発情のサインや、目安の時期などを紹介しています。
繁殖を望まない場合はゲージを別にするなどの対策がとれますし、繁殖させたい場合でも、その知識はおおいに役立ちますよ。
オスは6~8カ月、メスは4~5カ月で性成熟に
チンチラの性成熟は、オスは生後6~8カ月で、メスは生後4~5カ月です。
ただし、例外も多く、その期間にあてはまらない例もよくあります。
あくまで目安と考えておきましょう。
生後2~3カ月ですでに繁殖可能になる場合もあるので、オスのチンチラが離乳したら、母親や姉妹とケージを分けたほうが無難です。
場合によっては、近親相姦によって赤ちゃんが生まれるケースもあり得ます。
オスは性成熟すると、いつでも交尾可能に
オスは性成熟を迎えると、マスターベーションをするようになります。
腰を動かしたあと、ペニスが勃起し、自分でなめたりして精子を出します。
見ている飼い主さんはちょっと戸惑ってしまうかもしれませんが、ごく自然な行為なので、無理にやめさせず見守ってあげたいものです。
ちなみに、オスは性成熟を迎えると、いつでも交尾可能となり、精子が作られます。
メスは膣が赤く腫れぼったくなる
一方、メスの発情周期は30~50日とされています。
発情期になると、膣(ちつ)の粘膜が開いてきて、色が赤くなり、腫れぼったい感じになります。
膣が開いた状態が2~4日続き、排卵します。
その間にオスと出会って交尾が行われれば、妊娠する可能性があります。
ただ、メスは発情していても、オスのことが気に入らないと、交尾を拒絶します。
また、発情しても排卵しないこともあり、交尾をしても必ずしも妊娠するとは限りません。
安易に繁殖させない
チンチラを飼ったら、かわいいチンチラの赤ちゃんも見てみたいと思うでしょう。
ただし、チンチラの繁殖は難しく、無事、赤ちゃんが生まれたとしても、元気に育ってくれる保証もありません。
また、一度に赤ちゃんが1匹だけ生まれるというわけではなく、4匹生まれることもあります。
何匹ものチンチラの世話をするのは、とてもたいへんです。
子育て用のケージが必要になりますし、自分で育てられないなら、里親を見つけなければなりません。
万一、難産になったり、赤ちゃんの具合が悪いときは、すぐに病院に連れていかなければなりません。
いろいろな状況を想定して、本当に世話ができるかを十分考えたうえで、繁殖させるかどうかを決めましょう。
このことは、チンチラに限らず、すべてのペットを飼う場合に知っておきたいことです。
ペットを繁殖させるときは、すべて計画的であるべきで、生まれてくる子どもの面倒をみる覚悟があるか、もしくは、そういった覚悟を持った里親を見つけておくことが重要です。
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