飼い主にとって、ペットの繁殖はいちだいイベント!
繁殖に成功すれば、可愛いチンチラの赤ちゃん達と、感動的なご対面ができます。
しかし、命あるものの扱いは、責任も重大です!
誕生後の事も、十分に考えてから行動してくださいね。
それでは、お見合いから交尾後までの流れを紹介していきます。
年齢の近いオスとメスで
チンチラを繁殖させるときは、まずはお見合いから始めます。
できれば、健康で丈夫なオスとメスを選ぶとよいでしょう。
年齢は1歳以上で、お互いの年齢が近いほうがよいと言えます。
なぜなら、経験豊かな年上のメスと若いオスをお見合いさせると、メスはオスを遠ざけようとします。
一方、オスは経験不足から、交尾だけを考えてメスに向かっていきます。
その結果、オスはけがをしたり、ひどいときには、命を落とすこともあるようです。
ケージ越しのお見合いから始める
オスとメスのチンチラをそれぞれ別のケージに入れて、ケージ同士を隣り合わせます。
このとき、お互いの手や鼻、耳をかじることができないくらいの距離を置くことが大切です。
数週間そのままにして、様子を見ましょう。
ケージ越しにお見合いさせたときに威嚇するようなら、無理に同じケージに入れてはいけません。
ケージ越しにお互いのにおいをかぎ合ったりして、興味を持ったら、相性がよい証拠。
メスが発情すると、オスは甘い声を出し、その声にメスが応えたりする様子も見られるでしょう。
相性がよければ、同じケージに
今度は、同じケージに入れてみましょう。
まずは夕方にひとつのケージに入れ、様子を見ます。
けんかなどしなければ、うまくいっているということ。オスとメスが鼻先を合わせたりする様子も見られるでしょう。
しばらくすると、交尾をしようと、オスがメスを追いかけるようになります。
メスが逃げ回ったり、ひどく抵抗したりするようなら、ケージから出して別々にしましょう。
膣栓が交尾の証拠
チンチラが交尾をすると、次の日くらいに白っぽいものが落ちているのを見つけることができます。
これは、「膣栓」と呼ばれるもので、オスがメスの膣に流し込んだ精子が固まって、交尾のあと5時間後くらいに、自然ととれたものです。
この膣栓は、ほかのオスがそのメスと交尾できないようにするという役割も持っています。
膣栓が見つかれば、交尾したことのサインとなります。
なお、膣栓が見当たらないこともときどきあります。
メスが食べてしまったか、栓が床材などに隠れてしまっている場合ですが、とくに心配ありません。
交尾が終わっても、オスとメスの仲がよさそうなら、そのままにしておいてもよいですし、オスとメスを別々のケージに戻しても、問題ありません。
2匹のチンチラの様子を見て、チンチラが快適なほうを選んであげてください。
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