可愛らしい見た目のチンチラには、飼ううえで都合良い点もあれば、もちろん悪い点もあります。
まずはそこを理解し、考慮したうえでチンチラを迎え入れましょう。
下記では、チンチラの良い点、悪い点を紹介しています。
チンチラのよい点
チンチラはとても小さくて愛らしいという点のほか、長所がたくさんあります。
まず、飼い主によく馴れてくれます。
とくにチンチラを1匹だけで飼う場合、飼い主さんが相手をしてあげることで、深い絆が生まれるでしょう。
また、チンチラは清潔で、嫌なにおいがすることがありません。
チンチラの体臭はほとんどなく、犬などと違って、いわゆる獣臭さがないので、においに敏感な人に向いていると言えるでしょう。
うんちやおしっこについても、毎日掃除をしていれば、とくに気になることはありません。
ちなみに、チンチラのうんちはほとんどにわわず、鼻を近づけてにおうと、やっと臭いと感じる程度です。
うるさくないという点もメリットでしょう。
チンチラはめったに鳴くことはなく、鳴くときは「グーグー」と小さな声なので、気になりません。
マンションなどの集合住宅で飼う場合も、まわりを気にする心配がないでしょう。
さらに、チンチラは丈夫で長生きします。
チンチラにとって快適な環境を整え、余計なストレスを与えなければ、めったに病気にかかることもないでしょう。
平均寿命は10~15年ですが、なかには20年以上生きる子もたくさんいます。
賢くて、好奇心が旺盛なので、自分の名前を覚え、飼い主さんの声にも反応してくれるでしょう。
チンチラの悪い点
チンチラの欠点もいくつかあります。
まず、夜行性の動物なので、昼間は眠っていて、夜に活動します。
飼い主さんの寝室にケージを置く場合は、睡眠の邪魔をされるかもしれません。
毛が抜けやすく、砂浴びの際にホコリを発生させるので、アレルギー体質の人には向きません。
抜け毛やホコリが気になるときは、空気清浄機を使ったり、こまめに掃除や換気をするなどが必要となります。
ほかに、野生では寒いところに住んでいるので、暑さに弱い動物です。
夏場はエアコンを使って温度管理をしっかりしなければなりません。
何でもかじってしまうので、ケージから外に出して遊ばせるときは注意が必要です。
かじりそうなものを片付ける必要があるでしょう。
また、大切にしている家具をかじってしまうこともありますが、かじられても文句は言えません。
1メートルもジャンプしたりと、その活発さがチンチラの魅力ではありますが、活発な分、世話がたいへんな面も。
馴れていないと逃げ回って、なかなかケージに戻ってくれないこともあります。
そして、犬や猫ほど飼育法が確立されているわけではないので、情報を集めにくいのもデメリットのひとつです。
病気になったり、けがをしたりした場合に、診てくれる獣医さんを探すのもひと苦労でしょう。
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